メリークリスマス……遅いけど。

皆様、素敵なクリスマスを過ごせましたでしょうか？
1回サンタクロース村に行って、本物のトナカイを見て、ソリに乗ってみたい。 


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俺達のクリスマスは、当然お互いが仕事ですれ違いだった。
寒いクリスマス、コタツに入りながらクリスマス特別番組を二人でのんびりと見る……
なーんて今の俺達からすれば夢の話だね（泣）

夜中仕事中、無性にSnowに逢いたくなって、
仕事前の胸の柔らかさなんかを思い浮かべたりして、
12時前の休憩に、俺は珍しくメールを打った。 



『　Snow、メリークリスマス！
　って、もう終っちゃうけどな……

　今夜、小さくてもいいから二人でお祝いしたかったよ＞＜
これからもよろしくな、大好きだよ＾＾　』 



俺、あんまりこういう事書かないんだけど……
なんだか、今夜はサンタが俺の想いをSnowに届けてくれる気がして
一年に一度の聖なる夜に、俺は外へ出て白い息と共に送信ボタンを押した。

返事は当然、Snowは夢の中だから無いけれど
起きて一番にこのメールを読んだら、Snowは嬉しく思ってくれるかな？ 



ほんと、俺、彼女が居てくれたらそれだけで幸せ。

最低限のお金と、車と、二人の気持ちがあれば、俺、何処へでも連れて行くよ。

綺麗な景色と、座る場所があれば、俺、一日中彼女の傍に居るよ。 



そんな事を思いながら、俺は幸せな気持ちに包まれた。
　

****　**** 


仕事の終わり、携帯のライトが緑色に点滅した。 

Snowからだ。
 
そのメールは俺の送った内容の二倍は書いてあって、改行もせず、
嬉しい気持ちがそのまま表現されたメールだった。
そして、文章の一番最後にスペースを空けて、『Snow』と名前を書いてあった。
メールなのに、手紙のような、特別なやり取りだった。 


家に帰るといつもの笑顔でSnowが迎えてくれた。
可愛いピンクのナイティーの上に、黒いカーディガンを羽織っていた。

あの甘い甘いやり取りは、いつもの変わらない暖かい日常の中に恥ずかしそうに隠れてしまって
それ以上大きくならなかったけれど、俺は、本当に貴方を大事に思う。 


寝ても覚めてもこの想いは変わらない。
今も全く変わってないよ。 


恥ずかしいから中々直接言えない想いをココに残そう。 



いつか、貴方がココを見る時、嬉しく思ってくれるかな？



それだけで……俺は幸せ。


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