土地への愛執。

新居の鍵を受け取って、荷物を週末毎に積み込んでいる。
いよいよこの町から離れていく事が現実を帯びてきた。

先週初めて荷物を運びこんだ時に、駐車場の入口が狭くて車が入りづらくて
なんとかいい方法はないかとアパートの周りを一周した。
次はそっちの方向から入れてみよう。



昨夜、Snowと風呂上りに話していた。



「なんかね、この部屋ともお別れなんだな～ってちょっとしんみり思っちゃって。」

「そっか……」

「部屋眺めながらね、『今までありがとうね』って言ってたの。」

「＾＾」

「新居でも、ほら、この前散歩したでしょう？あの時に『よろしくね』って挨拶してたの。」

「いつ？」

「ほら、Lushが駐車場がどうとかって……その時に散歩したじゃない？」

「ああ、あの時。」

「うん。んでね、前に実家に帰った時も家の周りを散歩したの。
その時も、『また暫く帰ってこれないけど、お母さんの事よろしくね』ってね。」

「お願いしてきたの？」

「うん。」

「そっか～＾＾」




今のアパートは幾つか候補があった中からSnowがインスピレーションで決めたものだ。
今回はいい物件が一つしかなくて選べなかったから、
それでいてそんなに悪い物件でもなかったし決めたわけだけど……
部屋に入った瞬間の『感じ』というものがあるらしくて、今回は何も感じなかったそうだ。
家に帰ってホッとする空間が作りたい、だからこの土地、部屋に好かれたいらしい。
俺はSnowのそういうとこを無視せずに聞くし、大事にしたい部分だったりする。


まだまだ荷物は沢山あるけど、一カ月かけて完了させたい（貧）
俺はそっちの方が不安だ＞＜


***　***


あ、ブログのデザイン変えてみました。


web拍手にコメくれた方、教えてくれてありがとうございます＾＾
次はお話なんぞ聞かせてもらえたら嬉しいなぁなんて、首を長くしてお待ちしております。


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