俺はFTMだ。
俺と言う器で今日も生きて行く。
なんでもない「今」を残していこうと思う。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 最近のSnowの口癖 「疲れた~」 俺はその言葉を軽く聞いていた。 俺も疲れてる、頑張ろう、と。 とある人にその事を言ってみた。 その人は俺とSnowとの関係は知らないがSnowの事は知っている。 するとこう返ってきた。 「Snowさん、仕事できるようになったんだなぁ。」 なるほど、と俺は納得してSnowにもそう伝えた。 ある日、Snowはいつものように疲れたとソファーに座った。 俺は向かいに座りテレビを見ながら笑っていた。 暫くして、視線に気づきSnowを見ると少し微笑みながらじっと俺を見つめていた。 俺は笑いながら「な~に」と言った。 するとSnowがこう言った。 「Lushと一緒に居られる幸せを噛みしめているの。」 その眼には涙が浮かんでいた。 「泣くほどか?!」 その時俺は茶化し、Snowも泣きながら笑っていた。 外は雨が降っていて、少し暖かかった。 俺は歩いて買い物に行こうとSnowを誘った。 「今日はあまり買っちゃだめだよ?」 「うん、スイーツ買うだけだから^^」 二人で一本の傘を差しながら数分の道のり。 「あ、いい匂い!金木犀が咲いてるんじゃない?」 「ほんとだ~!あそこに咲いてる!いいね~、たまにこういうのも^^」 歩道は細くて並んで歩けない場所が多かったが、Snowはしっかり俺の腕を掴んでいた。 狭いのだから一時放せばいいのに。 少しでも離れたくない、Snowの心の声が聞こえた気がした。 出逢った頃、よくこうやって二人で公園まで歩いたりしていた事を思い出した。 Snowの病気の時も、、、そういえばこうやって。 外の空気を吸う事は車慣れしている俺達にはいい気分転換になった。 Snowもそう感じてくれたかな? その夜、布団の中で今日の出来事を考えていた。 Snowの病気の再発、、、引き金になったらどうしよう。 昨日も、その前も、その前も、何年も続いている同じ景色に涙出るとは Snowの心中を俺は軽く捉えているのではないか? 俺はSnowを引き寄せた。 「辛いなら辞めればいい、その分俺が頑張るし。」 「今日ね、私が帰ってきて布団に入った時にLushが太ももにぎゅーってしがみついてきたの。 それですごく癒されてね、、、」 「、、、俺それ知らねーわ(汗」 「ああ、私はLushがいて幸せだなって思ったの。」 「うん。」 Snowの疲れは、身体ではなく心だった。 確かに仕事もシフトもいくつもあるし、休憩も満足に取れない、サービス残業は当たり前。 Snowの仕事はすごくハードだ。 でも、問題は誰も逆らえない上司の事だった。 身体よりも精神的な事で仕事を辞める人の方が多いと思う。 「精神的にだめなら無理しなくてもいいからね、何とかなるよ、今までもなんとかなってきた。」 「うん、大丈夫^^」 Snowは爆弾を抱えている。 爆発した時期を俺はSnowの母親の支えと共に過ごし、乗り越えた。 今だって薬は飲んでいる。 俺は心の隅でその時の為の備えと、心の準備をしている。 でももう、あんな思いは嫌だよ。 俺は、Snowが元気ならいい。 金がないならそれなりの生活にしたらいい。 貧乏は貧乏なりに、些細な事が嬉しく幸せに思える。 今日のように一緒に居られる事を大事に想える。 金は大事だけど、俺は失う感覚も多いと感じる。 俺は貧乏でも生活できる。 守るものがあれば。 大丈夫だよって君はそういうけれど 本当に無理はするなよ。 そういう時の為にも俺はいるんだから。 にほんブログ村 PR ● コメントフォーム |
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like:平和、孤独、動物、PC dislike:争い、騒ぎ、目立つ事 彼女有:HN「snow」 大事な人が出来てからの方が 自分の体と心のギャップに苦しんだ。 コメ、リンク、相互リンク大歓迎です。 是非、仲良くしてください^^
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