俺はFTMだ。
俺と言う器で今日も生きて行く。
なんでもない「今」を残していこうと思う。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 先週の日曜日に映画館に行って来た。 ハリーポッターと不死鳥の騎士団。 このシリーズの1作目を見た夜に俺達は初キスをして、でもこの時はまだ付き合っていなくて。 ポッターデートの数日後、俺はSnowに正式に交際を申し込んだ。 とても思い出深く、大事な作品だ。 ずっとこの作品は劇場で見ようと決めているし、 それが二人の中で暗黙の了解のようになっている。 そして今回、やっと二人で時間を決めて行く事ができたんだ^^ 最近は24時間営業の映画館に行く事が多い。 この映画館はホールも割りと小さく、スクリーンも小さめだが人があまり居ない。 ちょっと前まで行っていた映画館はスクリーンもでかくホールもでかいが、人も多い。 当然何の問題もなく、俺達は前者の場所へ自然と向かう事が多くなっていた。 俺達が行った時は丁度、レイトショーだった。 全席指定なのでタッチパネルで好きな場所を選べるのだが…… だ、誰も居ない@@ 結局貸し切り状態のままホールの電灯が落ち、そこは二人だけの世界になった。 二人だけの映画館、正に贅沢極まりない。 俺達はまるで家でテレビでも見ているようにゲラゲラ笑い、素直に驚きの言葉を発し、 二人の間に置かれたペットボトルの事なんかすっかり忘れ作品に没頭した。 エンドロールが流れる頃、「最後に何かあると思うのよね~」とSnow。 延々と英語の文字が流れる画面を眺める横顔を俺は時折横目でチラッと見た。 暗い部屋、二人きり……キスがしてえ(男) よしっ!しよう!と思って体をSnowの方に向けた時、 上から映画の光が伸びているのが見えて俺は自然とその光の元を追った。 光の幅が段々狭まり、辿り着いた先に小窓があって、そこはこうこうと電気が点いていた。 なんだかそこからの視線を感じ取り、俺はそのままスクリーンに体と思考を戻した。 Snowは俺の意識を感じ取ったのか、キスを受け入れる体制を持ってくれたのに 体を戻した俺を見て、一瞬不思議そうに首を傾げそのまま俺と同じくスクリーンに視線を戻した。 「何も無かったね~」 ホールの明かりがそっとホールを再び照らし出した。 残念そうに言うSnowの頭上、例の小窓からの視線の正体が明らかになった。 監視カメラだった。 殆ど人が居ない場所に設置されたカメラ、監視員は俺達が映画に没頭するように 俺達の行動を見ていたのかもしれない。 なんて勝手な想像をし、キスを堪えた自分の行動を思い出し勝ち誇った気持ちになった。 外の世界に出ると、丁度俺達と同時に漫画喫茶から出てきたギャル風の 若い女の子達と鉢合わせになった。 背中の大きく開いた当時ボディコンと言われたような服を着ていて なにやらけたたましく大きな声で喋っていた。 漫画喫茶のネオンと彼女達の原色の鮮やかな服が異様に目立ち 俺は後ろから大人しく歩いてくる彼女を振り返ると、 これもまた、なんだか勝ち誇ったような気持ちと、安心した気持ちになった。 すっかり車通りも少なくなった道を、安全運転で帰りました。 明日からまた仕事が始まるなんてなんだか信じられない、そんな気持ちだったな。 ポッター楽しかったね、今日はありがとうSnowちゃん^^ にほんブログ村 PR ● コメントフォーム |
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like:平和、孤独、動物、PC dislike:争い、騒ぎ、目立つ事 彼女有:HN「snow」 大事な人が出来てからの方が 自分の体と心のギャップに苦しんだ。 コメ、リンク、相互リンク大歓迎です。 是非、仲良くしてください^^
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