俺はFTMだ。
俺と言う器で今日も生きて行く。
なんでもない「今」を残していこうと思う。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 家に帰りたくない、と彼女は言う。 慌しい週末の、買出しだけ済ませた夜の車内。 俺が眠たいからとさっさと家に帰ろうとすると助手席で抗議が始まる。 なんで?お家でまったりもいいもんだよ?と俺が言うと 下唇を突き出してふてくされてしまう彼女。 「 今日はまだデートしてないもん。 」 「 買出しも立派なデートだろう? 」 ますます口を尖らす彼女。 「 あのね、家に帰るとLushはすぐパソコンの前に座っちゃうから私を構ってくれなくなるんだもん。 車の中だと、こうしてLushが私の話をじっくり聞いてくれて会話できるのが嬉しいの。 」 そうか―― ……た、確かにそうかもしれない。 俺、家に帰ったらすぐパソコンに向かうんだよな。 「 よし、わかった!家に帰ったら二人で一緒にテレビを観ようね? 」 そう俺が言うと、嬉しそうに「うん!」と満面の笑顔。 家に帰りつくと一番で、今日は雨だから部屋干ししておいた洗濯物をハンガーから抜き取る。 それを布団の上に広げてたたみながらテレビを観た。 俺がたたんでいる隣で部屋着に着替え、可愛く寄り添い横になり一緒にテレビを観る彼女。 テレビは旅の番組で、俺は料理とか旅とかいうじじくせえのが大好きなんだ。 普段殆どテレビを観ない俺は、もっと楽しいの観ようよ~と抗議が来るかとヒヤヒヤしたが Snowは俺と一緒にテレビを観られるという事自体が嬉しいようで 内容はあまり関係ない風だった。 旅のパーソナリティーが旨そうに御当地料理を口に運んでいるのを見て うまそうだねー、なんて隣を見たら…… すっかり寝息を立てているSnowが居て^^; 一緒にテレビ観ようって嬉しそうに頷いたの誰だったかな?(笑) 話、沢山するんじゃなかったのかよ?(笑) 俺は子供のように眠っている彼女のおでこにそっとキスをして、タオルケットを体に被せた。 俺は、やっぱりこんな静かな夜や休日も大好きだな。 もったいないって昔は思う事が多かったけれど…… 俺、それだけ年取ったのかな(笑) 今年の冬が来ればSnowと過ごす6回目の記念日です^^ 7年目突入だね、これからも俺の隣で変わらず笑っててな^^ にほんブログ村 PR ● コメントフォーム |
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自己紹介:
FTM。
like:平和、孤独、動物、PC dislike:争い、騒ぎ、目立つ事 彼女有:HN「snow」 大事な人が出来てからの方が 自分の体と心のギャップに苦しんだ。 コメ、リンク、相互リンク大歓迎です。 是非、仲良くしてください^^
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