俺はFTMだ。
俺と言う器で今日も生きて行く。
なんでもない「今」を残していこうと思う。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 その日、朝から実家に居た。 花火の音で目覚めた俺は、その日夏祭りがあると思いだした。 夜、花火大会があった。 俺の実家に母、妹夫妻、俺の連れ。 ベランダに皆で椅子を並べて夜空に咲く光の大輪を眺めた。 「この少し寒い時期のこの感じが、夏も終わりだな~っていつも感じる。」 妹が誰に言うでもなしに言った。 肌寒いこの風が、夜空の煙を上手い具合に吹き飛ばしてくれる。 そして次に上がる花火は鮮明に皆の眼、心に届くんだ。 俺の育ったこの土地は、そうやって毎年観るものを楽しませてきた。 身体の芯に響く轟音。 10号玉、スターマインへの歓声。 長く垂れさがる光の粉、一瞬の煌き。 だけど……そこに、Snowは居なかった。 夜空を見上げながら、俺はSnowの事を考えていた。 Snowも見たかっただろうなー…… 今年の花火はなんだか寂しかった。 どんなに楽しい事も、見せたい人が隣に居なければ半減する。 少し泣けた。 花火の音が俺に喝を入れてくれているように、 光が俺の目を覚まさせてくれるように感じて、 こっそり空にこれからも頑張ると小さく誓った。 少し寂しげな夏の終わりだった。 にほんブログ村 PR ● コメントフォーム |
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FTM。
like:平和、孤独、動物、PC dislike:争い、騒ぎ、目立つ事 彼女有:HN「snow」 大事な人が出来てからの方が 自分の体と心のギャップに苦しんだ。 コメ、リンク、相互リンク大歓迎です。 是非、仲良くしてください^^
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