先の事なんか。

ただいま。今日実家からアパートに帰ってきました。
Ｓｎｏｗは学校から帰ってから俺の帰りをソワソワしながら待っていたらしい。


『今日、何時頃帰って来れそう？』


俺に届いたメールがそう伝えていた＾＾



もう少ししたら新しい県外の職場に面接が決まっているので行くんだけど、
そこでＳｎｏｗが付いてくるのかどうか、母親はそれが気になるらしい。
俺の親は正直Ｓｎｏｗとこれからも住むのは反対しているのだ。
以前はずっと同じ職場で働いていた俺達だったけれど、これから先は同じ職場だと都合が
悪い事が沢山出てくる。
なので、お互い別々の職場に就こうと二人で決めた。
その為、Ｓｎｏｗも勉強を始めた。
俺のやりたい事、Ｓｎｏｗのやりたい事、当然違う。
だから二人で頑張っているのに。
精神の病を抱えているSnow、きっとすごく怖いんだろうに……それなのに……くそっ。


今日は母親がこんな事を言ってきた。



「お互い同じ職場に行くのなら一緒に住む意味あるけど、違うなら意味無くない？」



はぁ？


心の中で俺は思った。
昔は俺の後をＳｎｏｗが一生懸命付いて来ている感じで、それを何故だとうざく思っていた母親。
Ｓｎｏｗが俺に寄りかかっているように見えるのなら、じゃぁ次はそれぞれ頑張っているんだと
分かってもらおうと、ただのルームシェアに見えるようにと別々の職場に行く事を決意したＳｎｏｗ.。
……結局は一緒に居るのが気に入らないんだ。
変えても変えても何かにつけて文句を言ってくるんだ。




「別に問題は家賃だけだし、二人で住むのは助かるよ？」

「まぁね。」



なんだか気に入らない様子の母親。
同じ職場の方が怪しいんだろ？言ってる事が矛盾してるよ？

俺は正直、親の目の届かない場所に行ったとしても
Snowと住んでいる事を伝えようか嘘を付こうか悩んでいる。

嘘をついたとして、もしかして突然訪ねてこられたら？

……やっぱり正直に話そうか……

なんだか俺の中にひっかっかった重い何かが頭を押さえつけている。
隠しているのがいけないのだろうけれど、でも……。
正直、俺に結婚してほしいんだろうなぁ。
Snowがその障害になっているんだって考えているんだろうな。
ちなみに俺は親にけっこんしないと伝えてある。
けれども、夢をみるんだろうな親として娘の結婚を……。


時々俺は自分自身が分からなくなり、捨てたくなり、俺に構うなっ！と思う事があるんだ。
全てに疲れてしまうというか……。


とりあえず、前に進むように頑張ろう。
面接頑張ろう。
また結果報告します。

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