色々あるってばよ。

自分の将来、二人の将来、お互いの家族、そんな事を色々考えて
俺は別れ話を切り出した。
これは初めてではなくて、今までも何回もあった事なんだけど……。
俺の親が一人になってしまった事で、ますます現実に考えなければいけなくなったというか……

俺はカムしないと言う考えだ。
これ以上親に心配をかけたくない。
だけど、昔より数倍も自分らしく居るように心がけていて実家に居ることも大分楽になった。
自分が考える「女性」を演じるのを辞めたのだ。
だから化粧もしないし、年中半ズボンだし、髪の毛も短い。
結婚もしないと伝えてあるし、親もある意味諦めてくれているのかも知れない。

でも、これから先女二人で一緒に住み続けるのは反対みたいだ。
Snowと俺の母親は仲が悪い。
間に挟まれた俺は、時々全てを捨てたくなる時があるんだ。


母親は一軒屋に一人で住んでいて、なぜ独り者の俺が親と一緒に住んでくれないのか、
俺に怒りをぶつけてきている。
そして、その怒りの矛先はSnowに向かい、Snowに刺さってしまった。
結果、もう修復不可能なくらいに二人の溝は開いてしまった。


親も大事、Snowも大事、宙ぶらりんな俺はその溝に落ち込んで行き
心が悲鳴を上げ始め、別れた方がいいのではないかという結論に辿り着く。

*** ***

Snowと色々話し合うけれど……
Snowが俺と離れたくないと泣き出してしまうと俺はどうしようもなくなってしまうんだ。
こんな時、俺が男なら……とどれだけ悔しい思いで張り裂けそうになるか、
同じ立場の人達なら解ってくれるのかな。

そうは言っても最近はこう言う話と御無沙汰だった。
久しぶりにSnowの本気泣きを見た気がする。

鼻水をたらし、顔をくしゃくしゃに歪ませ、まるで三歳児のように泣くSnowを見て
そんなに焦って出す答えでもないよなと『おいで』と言う風に手を広げた。

Snowが俺の行動を見て、ますます顔をくしゃくしゃにして懐に飛び込んできて
今までの緊張の糸が切れたように大きな声で泣き出した、いや、泣き出そうとしたその時。







グラグラグラッ！！！






Σ(￣口￣；；q(T□Tq)!!!!!!





地震発生。





「　……俺がこんな話したから、Snowいじめたから大地の精の怒りをかったのか？！」

「ハハハ……それは無いでしょう？びっくりした～ｸﾞｽｯ」




それにしてもタイミングがよすぎた。
Snowを怒らせるともしかしたら日本がどうかなるかもしれないとマジでびびった出来事でした。

Snowの涙もこの事で何処かへ飛んでいってしまい驚き笑いに変わってしまった。

よかったのか悪かったのか（笑）

俺も色々迷う訳よ、マジで(´ヘ｀;)ハァ



*** ***



WEB拍手、コメくれた方へ。

●ゆかりさんへ
色々心配してくれてありがとうございます。
まだまだやる事や考える事が山積みですが頑張りたいと思います。
これからも宜しくお願いします＾＾

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