俺はFTMだ。
俺と言う器で今日も生きて行く。
なんでもない「今」を残していこうと思う。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 少し前に面接に行ってきた時のお土産を旧友の為に買ってきた。 その少し前にその旧友(Aと呼ぶ)から土産を渡したいと連絡があり、 なら丁度いいやという事で、夕飯時で忙しいかなと思いながらもその足でAの自宅まで届けに行った。 快く迎えてくれたAと暫く話していたが、いきなり俺の車に乗り込んできて今から遊びに行くという。 Aの母親は迷惑掛かるからだめと怒り出したが、俺は「いいよ」とそのまま連れ去った(笑) 自宅へ着き、暫く俺の母親も含め3人で話していたが、母親は決まって9時頃就寝タイムだ。 場所を俺の部屋に変え、また二人で話し込んだ。 俺とAは喧嘩別れをして5年間音信不通が続いたが、父の死をきっかけに繋がったと前に書いたと思う。 Aはその後人間が信じられなくなり引き篭もり、仕事以外は一切の人間関係を断ってしまったという。 しかし、そんな彼女も少しづつ元気を取り戻し、今は買い物にも行くし、連れとも遊ぶ。 引き篭もりにさせてしまった原因が俺という事で申し訳なくて謝った。 「あん時はほんと、ごめん……」 「いや、自分も若かったんだよ、少しの事でもカーッとなったりしてさ……」 俺の知ってるAはもっと口が悪くて、もっと我儘だった気がする。 今は、言葉を選んで喋っていて、なんだか、すごく成長したと感じた。 「でも、Lushも変わったよ。」 「え?」 「なんか……昔は壁があったというか、自分の領域には近づくなオーラがあった(笑)」 「はは……確かにそうかもしれない。」 「今は……付き合いやすくなってるよ。」 人は、いろんな経験をして変わっていくのか。 二人とも痛みを通じて変わったから、相手の立場になって物事を考えられるのではないかと思う。 「Snowと知り合ってからは、うん、あの子は生半可な人生送ってないじゃん? 聞いたよね?色んな事……だから自分の人生なんてほんとちっぽけで…… Snowの前で気取ってもしょうがないというか、うまく言えないけど(笑)」 「わかる~、自分もすごい人見知りなんだけど、ほらあの日車に乗せたじゃん? 普通お互い初対面で車乗っても話す事困ったりとか、でもそういうの無かったんだよね~。」 「不思議な魅力がある人だよね。」 「ほんとだよね。」 Snowの知らない処でこうやって言ってくれる、俺はすごく嬉しかった。 俺の周りはSnowに対して冷たくする人間が多すぎる。 だから本当に嬉しかったんだ。 いい子なのにそれが伝わらない、カムしてないからしょうがないんだけど 俺は家族の前でSnowの話が出る事を恐れていて、出る度いつも傷つく。 フォローすると疑われて急に不機嫌になるからぐっと堪えるしかない状況。 こんなに一途な人、居ないのに。 母親がどんなにボロクソに言ったってSnowは、Lushの母親だからいつか仲良くなって介護もしたいって お母さん、ほんとこの子はいい子なんだよ。 父の死、Aは愛犬の死、『死』が目の前にあるのに、他の問題なんかどーでもいいんだっ!って 大切なモノが生きるか死ぬかの瀬戸際に、これより大事なものなんてあるのかって 無我夢中で頭の中それでいっぱいになって、自分の抱えている問題なんか二の次になった。 Aも俺と同じ事思ってた。 それ乗り越えたから、他にどんな事聞かされてもちょっとやそっとじゃ驚かないって笑って言ってた。 じゃぁ、A……俺たちの事聞いても驚かない?変な眼で見たりしない? 自分たちの居場所を作るのには勇気が要る。 ある意味『賭け』のようなもの。 それでも、本当の自分を分かってほしいと思った時、ちゃんとこの口から真実が出るんだろう。 Aには、いずれ話そうと思っている。 きっと、変わらないAで居てくれると思う。 夜中12時過ぎ、Aを送り届けた後で車の中そう考えた夜だった。 にほんブログ村 PR ● コメントフォーム |
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like:平和、孤独、動物、PC dislike:争い、騒ぎ、目立つ事 彼女有:HN「snow」 大事な人が出来てからの方が 自分の体と心のギャップに苦しんだ。 コメ、リンク、相互リンク大歓迎です。 是非、仲良くしてください^^
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