俺はFTMだ。
俺と言う器で今日も生きて行く。
なんでもない「今」を残していこうと思う。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 一昨日は5時間残業だった為、Snowに逢う事ができなかった。 家に帰ると、誰も居ない冷たい部屋で、 聞こえるのは小鳥のさえずりのみ。 いくら遅くなったといえど、次の日の仕事は予定通りにある。 辺りの明るさに不安を感じながらも 俺は少しでも睡眠を取らなければ、と歯を磨いて速攻で床に着いた。 目覚めてからもいつものように余裕はなく、 冷蔵庫に入っているSnowの昼飯だけが癒しだった。 丸一日Snowに触れる事無く、またいつもの仕事場に居た。 あまりにも同じ風景に、あの日から時が進んでいないような錯覚を覚えてしまう程。 こんなにSnowに触れる事がない日など一年に数回あるかないか。 俺はSnowの感触を、姿を、柔らかい膨らみを想像しながら とにかく時間を送っていた、早く終われと。 そうだ、今日は早く帰ればSnowに逢える。 昨日とは違うんだ。 *** *** その数時間後、俺達はいつもの布団の中に居た。 俺とSnowは横を向きくの字に重なり合い、俺の手は上からぐるりとSnowの胴体を回り 反対の骨盤をしっかり掴んでいた。 その上からは『離さないでね』と言うかのようにSnowの両手が重ねられていた。 「幸せだな……」 少し逢わなかっただけなのに、こうして抱きしめている事がこんなにも幸せだなんて。 一週間に1回しか逢えない二人、 一年に数回しか逢えない二人、俺はそんな愛し合う人達の辛さを思い切なくなった。 パイレーツオブカリビアンの二人はどんだけだとため息をついてしまった。 「生理になっちゃった……ごめんね?」 俺の言葉に答えるように、Snowが後ろ向きに小さく言った。 Snowが謝る言葉の先には、週末も生理のまま迎えるという事だ。 という事は……エッチができない。 でも、そういう言葉を言うという事は、少なからずSnowも楽しみにしていて 気にかけていたという事だ。 「しょうがないよ^^」 俺はSnowの首筋に小さくキスをした。 嬉しくて、凄く愛しく感じた。 目が覚めると、既にSnowは仕事に行ってしまい居なかった。 『行ってきます』と寝ている俺にキスをしてSnowはいつも行くのだが、 Snowが起きだした事も、キスをしてくれた事も、俺は全く気付かなかった。 それだけ熟睡できたという事か。 俺の体は、Snowが重要な安定剤らしい。 というか、Snowで出来ているというか(え) 当たり前の毎日を、大切に過ごさなきゃなと思った俺なのでした。 にほんブログ村 PR ● コメントフォーム |
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FTM。
like:平和、孤独、動物、PC dislike:争い、騒ぎ、目立つ事 彼女有:HN「snow」 大事な人が出来てからの方が 自分の体と心のギャップに苦しんだ。 コメ、リンク、相互リンク大歓迎です。 是非、仲良くしてください^^
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